ミ☆ ポンペイ ☆彡
ポンペイ1 約1900年前、79年8月24日にヴェスヴィオオ火山の大噴火によって、火山灰に埋もれて一瞬で滅んでしまった古代都市ポンペイ。
高校のとき、世界史の授業で聞いてから、ずっと見てみたいって思ってました。
何てゆーか、歴史好きの人間のロマンを掻き立てるようなエピソードですよね。
今回のイタリア行きは、あたしにとっては、ポンペイに行くことがいちばんの目的でした。

今回あたしたちは、現地ツアーなどは利用せず、自力でポンペイへ行ってきました。その行きかたなどを紹介したいと思います。

☆ローマからナポリへ
あたしたちは、ローマからの日帰りでした。
ということで、ローマからナポリへ国鉄を利用しました。
午前8:27発の『IC plus』に乗って、午前10:36にナポリに着きました。
☆ナポリ駅にて
ナポリからポンペイへは国鉄もあるんだけど、遺跡そのものへは『ヴェスヴィオ周遊鉄道』のほうが近いということで、そちらを利用しました。
国鉄ナポリ中央駅に到着したら、コンコースまで出て、ホームを背にして左の方へ行くと
『ヴェスヴィオ周遊鉄道(Circumvesuviana s.r.l.)』の切符売り場がありました。
なんか工事中だったみたいで、通路が仮設っぽかったです。
で、某『歩き方』のイタリア('06〜'07)のナポリのページに出ている案内とは、変わっていました。
もしかしたら、みなさんが行くときには、また変わっている可能性もあります。
ので、駅構内の案内板などで『Circumvesuviana』の表示を探してくださいね。
☆ポンペイ周遊券
ヴェスヴィオ周遊鉄道の切符売り場に着くと、窓口にポンペイ周遊券の案内が貼ってありました。
ナポリ⇔ポンペイ遺跡の往復乗車券と、ポンペイ遺跡の入場料券がセットになってます。
あたしたちが行ったとき(2006年11月)は、一人17ユーロでした。
窓口の係員さんの勧めもあって、それを買うことに決定。
なんか、小屋みたいなものの写真が白黒コピーで載っているA4くらいの紙に、日付とか人数とか、係員さんがペンで手書きしています。その紙が実はバウチャー。ポンペイ遺跡駅に着いたら、その写真の小屋でこの紙と遺跡の入場券を交換するように指示されました。
この紙と、往復乗車券になっているカード、あと、路線図や時刻表が載っているリーフレットもくれて、今の時間にちょうど乗れそうな列車の時刻に印を付けてくれました。
11:41発で、ポンペイ遺跡には12:17着の列車です。
☆ポンペイ遺跡駅へ
イタリアの交通機関って、バスとかも、ほとんど車内放送がなくて。次がどことか、分かりにくい。
かな〜り不安です。
さっきもらったリーフレットの路線図の駅名と到着した駅の名前とを、窓から駅の看板探して、一つ一つ必死に確認しました。
なんか、一つくらい駅がとんでた気もするんだけど、無事にポンペイ遺跡駅(POMPEI  SCAVI)で下車することができました。
☆ポンペイ到着
降りたホームに、あのちゃちなバウチャー紙の写真の小屋がありました。
そこで、指示されてたとおりに、その紙と遺跡の入場券を交換してもらいました。
駅から出て右に歩くと、遺跡の『マリーナ門』入り口はすぐです。
そこまでの通り道には、おみやげ屋さんとか、バールとか、並んでいます。
☆自力がいい? ツアーがいい?
そのへんは、ヒトそれぞれだと思うので、何とも言えません。
あたしたちは、好きなように好きなところを見学したい、という気持ちが強いので
自力で行くことを選びました。
4時間半くらいの間(ツアーだと2時間くらいしかない)、のんびりと、好きなように見学できました。
遺跡の中で適当なトコに腰を下ろして、ハトと一緒にピクニック気分でお弁当タイム、なんてコトもできました。
地図を見ながら、必死に道や見たい建物を探したり、そういうちょっとした不便さや苦労なんかも、とってもいい思い出です。

オプショナルツアーには、そういった自由さはないけれど、当然いい点もいっぱいあります。
往復、ただバスに乗って座っていれば目的地に着くし、立派なお昼ご飯が付いてるし、
たったの2時間で効率良く、日本語解説付きで見所を絞って案内してもらえます。

料金は、某オプショナルツアーを見ると、125ユーロでした。
あたしたちが自力で行くのに使った費用は、交通費・入場料・昼食で約55ユーロ。
各自の都合や考え、料金、いろいろ良く考えて、自分にいちばん合った方法で行くのがいちばんですね。

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